DITA

DITAとMicrosoft Help 3.0

マイクロソフトのヘルプ開発チームの一人、April Reaganという人のブログに、Microsoft Help 3.0とDITAの関係について書かれています。Microsoft Help 3.0とDITAは、基本的な部分が共通していると書かれています。うまくいけば、マイクロソフト自身が、DITA…

DITAでeラーニング・コンテンツ(SCORM)を作成する その2

DITA-OTのscormプラグインで生成したeラーニング・コンテンツを調べたところ、ちゃんとしたeラーニング・コンテンツにするためには、やらなければいけないことがたくさんあることが分かりました。 使用したscormプラグインはβ版なので、正式版でどこまで実装…

DITAに対応したオープンソースXMLエディタ

DITAに対応した、オープンソースのXMLエディタの一つに、SYNTEXT社のSernaというWYSIWYG XMLエディタがあります。 2009/10/13に、新しいバージョンV4.2がリリースされたそうです。http://www.syntext.com/downloads/serna-free/release-history/Release Hist…

DITA1.1 ライティング・ガイドの目次

DITA1.1 ライティング・ガイドの初版を書き終えました。 参考までに、同ガイドの目次をご紹介します。 このガイドは、DITAコンソーシアム・ジャパンの会員の方には公開済みです。 そのうち、同コンソーシアムのウェブサイトを通じて、一般にも公開されると思…

DITA1.2で強化された用語集トピック

DITA1.2では、用語集に関連する要素がずいぶん増えました。マニュアルを書くとき、用語の扱いにはみなさん苦慮されると思いますが、DITA1.2を使えば、多くの悩みが解決されそうです。まだ、実際に試してみてはいないのですが、下記のドキュメントに、DITA1.2…

DITAでeラーニング・コンテンツ(SCORM)を作成する

DITA1.2で、eラーニング・コンテンツを作成するための、Learning specialization elementsが追加されます。OASIS DITA Learning and Training Content Specializationサブコミッティーの公開ドキュメントのページから、DITAのサンプル・ファイルとDITA-OTのS…

DITA普及を考える上で参考になる資料

DITA普及を考える上で参考になる資料を公開しているサイトを見つけました。http://www.scriptorium.com/resources/presentation-archivesこのページにある、STC 2009の発表資料「The State of Structure 」はとても参考になります。http://www.scriptorium.c…

(解決)PDF生成時に、Java heap spaceのエラーが発生する問題

5月2日の日記(http://d.hatena.ne.jp/ditahack/20090502)に、DITA1.2のLanguage SpecificationをPDFに変換すると、Java heap spaceのエラーが発生する旨を書きました。 この時点で、PCは Windowx XP SP3、メモリ2GB、DITA-OT は 1.4.3 を使用していました。…

DITAを使ってiPod Touchで読めるPDFを作る

iPod TouchにGood ReaderというPDF Viewerをインストールすると、PDFが見られます。 USB経由で、PCからiPodにファイルを転送するには、iFunBoxというツールが便利です。DITAとDITA-OTで生成したPDFをiPodで見てみたところ、PDFのサイズがA4だと、ページを拡…

DITAVALファイルを生成するユーティリティ

Yahoo! DITA user groupに、Suite Solutions社がポストしたメッセージからのネタです。 DITAVALファイルを生成するJavaで書かれたGUIツールが、同社のWebサイトで公開されています。 Ditaval File Generation Utilityこのツールを起動するには、コマンド・プ…

表のカラム幅の便利な指定方法(PDF出力時)

表のカラム幅を指定するには、colspec要素のcolwidth属性を使います。各カラムの幅の比率で、カラム幅を指定したいことがよくあると思います。例えば、カラム数が3で、1:1:2の幅に設定したいとします。このとき、3つのcolspec@colwidthに、それぞれ *…

Antenna House Formatterによる索引出力

DITA-OT 1.4.3とAntenna House Formatterの組み合わせでPDFを出力したとき、索引が出力されない問題を解決するパッチが公開されました。http://www.antenna.co.jp/XSL-FO/sample/XSLSample.htm#DITA元々、DITA-OTのFOプラグインがRenderX XEPを使うことを前…

目次とDITAマップの違い

従来のブック指向の文書の目次と、DITAマップには大きな違いがあります。DITAマップは、目次のように単に文書の構成を定義するだけでなく、その他の重要な役割も担います。 DITAマップは以下のような役割を担います。 1) トピックを組み合わせて1つの文書を…

DITA-OTによるPDF出力で図が紙の幅に収まるようにする

図が紙の幅に収まるように自動調整するには、要素にcontent-width属性とwidth属性を指定します。 記述例 <fo:external-graphic content-width="scale-down-to-fit" src="url(pdf_customize\img\pdf2_minitoc.jpg)" width="100%"/> 解説 PDFに出力する図が、紙の幅に収まるように図の縮尺を自動調整するには、タグに以下の2つの属性を指定します。 属性 説明 content-width="scale-d</fo:external-graphic>…

DITA-OTによるPDF出力で本文を均等配置にする

行内のテキストの配置を指定するには、text-align属性とtext-align-last属性を指定します。 記述例 <fo:block id="" space-after="0.6em" space-after.optimum="3pt" space-before="0.6em" text-align="justify" text-align-last="left" text-indent="0em" line-height-shift-adjustment="disregard-shifts">disableRelatedLinks</fo:block>

DITA-OTによるPDF出力のレイアウト・デザインを変更する

DITA Open Toolkitを使って出力するPDFの、レイアウト・デザインをカスタマイズすることができます。PDFのレイアウト・デザインを変更するには、PDFの元となるFOファイルの内容を変えなければいけません。FOファイルは、XSLスタイル・シートを使ってDITAソー…

xfy DITAエディタβ版の試用レポート

株式会社ジャストシステムが開発した、xfy DITAエディタのβ版を試用する機会を得ましたので、同ソフトウェアの特長を中心にレポートします。結論から言うと、DITAをほとんど意識することなく使えるように仕上がっており、DITAや構造化文書を編集したことがな…

XSL-FOフォーマッターにAntenna House Formatter V5.0を推奨する理由

RenderX XEP(以降、XEPと略す)とAntenna House Formatter V5.0(以降、AHFと略す)を比較して、AHFが有利な点を紹介します。 日本語のマニュアルやFAQが利用できる GUIを使って設定した各種オプションをXMLファイルとして保存できる コマンド・ラインからA…

Antenna House Formatter V5.0のオプションを設定するには

Antenna House Formatter V5.0には、オプション設定を外部ファイル(オプション設定ファイル)から読み込む機能があります。オプション設定ファイルのファイル・パスは、環境変数AHF_OPTを使って指定します。オプション設定ファイルを作成する方法には、テキ…

DITA-OT1.4.3のPDF出力にAntenna House Formatter V5.0を使用するには

DITA Open ToolkitのPDF出力にAntenna House Formatter V5.0を使用するには、startcmd.batとFOプラグインのビルド・ファイル(build.xml)の修正が必要です。Antenanna House Formatter V5.0を使用するための、startcmd.batとFOプラグインのビルド・ファイルの…

DITA-OTの改善要求

DITA-OTの不具合を見つけたときや改善要望があるときは、SourceForgeのTrackerに登録しましょう。Trackerに登録した不具合や改善要求は、それらの対応が完了するまで追跡記録されます。日本語に関する不具合や改善すべき点は、たくさん残っています。日本か…

DITA-OT1.4.3でPDFを出力するときにヘッダを指定するには

DITA Open ToolkitによりPDFを出力するとき、各ページのヘッダ部に製品名や文書名などの決まった文字列を出力することができます。製品名や文書名は、prodname要素を使って指定します。 prodname要素の指定の仕方は、DITAマップのルート要素の種類によって変…

DITA-OT1.4.3のPDFを日本語化する手順の訂正

【改訂後】DITA-OT1.4.3のPDF出力を日本語化する(RenderX XEP編)を訂正しました。 日本語フォントを適用する、Unicodeの範囲の指定を変更する手順を追加しました。この変更をしておかないと、日本語の句読点や全角英数字、全角記号などが文字化けを起こしま…

DITA普及公開セミナー開催のお知らせ

来たる6月9日、DITAコンソーシアムジャパンの2回目の大きなイベントである、「DITA普及公開セミナー」を開催します。詳細は下記のページをご覧下さい。参加費は無料ですが、事前申込みが必要です。席に限りがありますので、お早めにお申し込みください。D…

DITA-OT1.4.3によるPDF生成時に、Java heap spaceのエラーが発生する

DITA-OT1.4.3のFO plug-inの動作テストのために、DITA 1.2のLanguage SpecificationをPDFに変換してみたところ、下記のようなエラーが発生しました。 [java] Exception in thread "main" java.lang.OutOfMemoryError: Java heap spaceYahoo! DITA user group…

【改訂後】DITA-OT1.4.3のPDF出力を日本語化する(RenderX XEP編)

DITA-OT1.4.3のPDF出力を日本語化する(RenderX XEP編)【重要】 XSLTエンジンをSaxon9Bにすると、以下のようなエラーが発生することがわかりました。 [java] Error on line 290 of index.xsl: [java] Cannot find a matching 2-argument function named [java…

DITA-OTのXHTML出力に検索機能を付加するには

DITA-OTが出力するXHTMLに検索機能を追加するプラグインがあります。プラグインの名前はhtmlsearchで、Yahoo! DITA user groupのFilesセクションで公開されています。 tocjsbisプラグインとhtmlsearchプラグインを組み合わせると、XHTMLの出力は下図のような…

DITA-OTのXHTML出力で目次をグラフィカルに表示するには

DITA-OTが出力するXHTMLの、目次のフレームを、ツリー図形式でグラフィカルに表示するためのプラグインがあります。プラグインの名前はtocjsとtocjsbisで、どちらもYahoo! DITA user groupのFilesセクションで公開されています。 tocjsが目次をツリーズ形式…

DITA-OTのXHTML出力にヘッダーやフッターを追加するには

DITA-OTが出力する各トピックのXHTMLファイルに、ヘッダーやフッターを追加することができます。この機能は、Copyright ©の注記をすべてのページに表示させるときなどに便利です。 DITA-OTを使ってXHTMLを生成するとき、下図の例に示したように、全ページの…

DITAのサンプル・ドキュメントの入手先

DITAを使ってドキュメントを執筆する際に、サンプルのドキュメントがあると便利です。今後、DITAコンソーシアムジャパンにおいて、日本語のDITAサンプル・ドキュメントを作成、公開していく予定です。英語のドキュメントでも構わない方は、DITAのLanguage Re…