XSL-FOフォーマッターにAntenna House Formatter V5.0を推奨する理由

RenderX XEP(以降、XEPと略す)とAntenna House Formatter V5.0(以降、AHFと略す)を比較して、AHFが有利な点を紹介します。

  1. 日本語のマニュアルやFAQが利用できる
  2. GUIを使って設定した各種オプションをXMLファイルとして保存できる
  3. コマンド・ラインからAHFを実行するときに、上記で作成したXMLファイルからオプション設定を読み込める
  4. Antビルド・スクリプトからAHFを呼び出せるため、FOプラグインJavaライブラリ(fo.jar)をリビルドする必要がない

特に、日本語に関する調整を行うにあたって、必要な情報を日本語で収集できるのが私にとってはありがたいです。FAQも充実しています。

DITA-OT1.4.3とXEPを使ってPDFを生成するためのセットアップ手順は、私の過去の日記でも紹介していますが、fo.jarのリビルドがうまくいかず、だましだまし使っていました。XSL-FOフォーマッターをAHFに代えてから、fo.jarのことや、Saxonのバージョンのことを気にする必要がなくなり、安心してPDF出力ができるようになりました。