DITA Open Toolkitのドキュメント

DITA Open Toolkitのドキュメント(DITA Open Toolkit 1.8)が素晴らしく改善されているので、うれしくて記事を書いています。
DITA Open Toolkitの開発リポジトリは、SourceForgeからGitHubへ移っています。DITA Open ToolkitのドキュメントもGitHubから公開されており、以下の3つのドキュメントがあります。

  • Getting Started
  • User Guide
  • Developer Reference

何が改善されているかというと、まず、読みやすさです。CSSが適切に調整されていて、ディスプレイ上で読みやすくなっています。
次に、文章がきちんとリライトされ、ノンネイティブでも理解しやすいようにすっきり書かれています。内容も、最新のDITA Open Toolkitの仕様に合わせてきちんと更新されています。
どうやって作ってるんだろう・・・?
と思ってソースを見てみたら、なんと先頭行が<!DOCTYPE html>
そう、HTML5になっているではありませんか。
具体的な作り方を知りたくて、Yahoo DITA Users Groupにメッセージを投げてみたところ、DITA Open ToolkitのメインのcommitterであるJarnoさんが答えてくれました。
DITAソースをDITA Open ToolkitでHTML5に変換変換して、各ページと目次を生成した後、Jekyllを使ってWebサイトコンテンツにまとめているとのこと。
Jekyllって初めて聞いたのですが、ちょっと調べてみたところ、ブログ風のサイトを構築するための、Rubyで書かれたファイルジェネレーターだそうです。このしくみって、ソフトウェア製品のオンラインマニュアル生成に最適なんじゃないかと思いました。DITA Open Toolkitのドキュメントのソース(DITAマップとDITAトピック)は、DITA Open ToolkitのプログラムのソースコードといっしょにGitHubで管理されています。新しいレビジョンをビルドすると、ドキュメントの内容も自動的に更新され、所定のWebサイトにアップされます。
Coolですねぇ。