XML(DITA)が間違った選択肢である場合とは

Scriptorium Publishingという会社のコラムに、「When is XML the wrong answer」という記事があります。
http://www.scriptorium.com/resources/xml-strategist-columns

これを読んだ私の理解は以下のとおりです。

XML(DITA)が間違った選択肢である場合とは」

1. 印刷物の美しさが最優先課題の場合

  美しく、複雑なレイアウトを持つ印刷物が求められている場合。

2. コンテンツのローカリゼーションが不要な場合

  XMLの端的なメリットは、多言語展開時のレイアウトの自動化。

3. 専門知識が人質になっている場合

  特定領域の専門知識を持った人に執筆者が限定されていて、その人たちが変化を好まない場合。

4. 野生に生きるコンテンツ提供者

  専門知識を持った、外部の執筆者の協力が必要な場合。
  その執筆者が、いろいろな企業のいろいろな文書フォーマットに対応しなければならない場合。

5. スケーラビリティに関心がない場合

  再利用が見込めないし、ワンソース・マルチユースの必要もない。

6. 壊れていないものを修復するな

  現状のワークフローに問題がない場合。


XML導入には執筆者の痛みを伴う

・ 高品質なドキュメントを作成するために、これまで蓄積してきた知識やベストプラクティスが意味をなさなくなる。

・ システム化により、執筆者の生成物に対するオーナーシップが相対的に低下する。