DITA-OTのアーキテクチャ

DITA-OTをカスタマイズするには、DITA-OTのアーキテクチャを十分理解しておく必要があります。DITA-OTのアーキテクチャを説明した文書は、sourceforge.netのWebサイトにあります。

DITA-OTの処理フローは、以下の2つの大きなステージに分かれています。

  1. Pre-processing
  2. Main transformation
DITA-OTの処理フロー


一般的に、DITA-OTのカスタマイズは、第2ステージのXSLTによる変換処理を変更することにより実現します。したがって、XSLTによる変換処理の前に、マップ・ファイルとトピック・ファイルにどのような前処理が施されているかを知ることが重要です。出力タイプがpdfの場合は、XSLTによる変換処理の前に行われる、topic mergeの処理内容を知ることも重要です。出力タイプがpdfの場合は、topic mergeのタスクによって、すべてのDITAトピック・ファイルがマップに基づいて結合されます。これにより、xxx_MERGED.xmlというファイル名のXMLファイルがtempフォルダ下にでき、このXMLファイルを入力として以降のXSLTによる変換処理が行われます。

Pre-processingの処理フロー

Pre-processingの各処理ステップでは、それぞれ下図に示した処理が行われます。

関連リンク:
DITA Open Toolkit Project Home
この文書は、DITA-OTおよびDITA-OTプラグインの開発者のための情報を提供しています。