spectitle属性を使うべきか

DITA1.2から、section要素にspectitle属性が指定できるようになりました。DITA1.1のときは、セクション見出しを書くのにtitle要素を使っていましたが、Kimberさんによるとspectitle属性を使うのがお奨めだそうです。
これにはちょっと抵抗があります。というのは、翻訳対象になるテキストを属性に入れると、トラブルの種になるからです。特殊化の予定がないのであれば、無理してspectitle属性を使うより、従来どおりtitle要素を使っておいた方がいいように思います。

【spectitle属性を指定したトピックの例】

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE reference PUBLIC "-//OASIS//DTD DITA Reference//EN" "reference.dtd">
<reference id="shomenuchi-ikkyo" xml:lang="ja-jp">
  <title>正面打 一教</title>
  <shortdesc><term>正面打</term>の攻撃をかわすための、最も基本の型 (<term>一教</term>)です。</shortdesc>
  <refbody>
    <section spectitle="説明図">
      <p><term>受け</term><term>投げ</term>の頭の上を攻撃してくるので、投げは内側に入り身して、両手で受けの手首と肘の上をつかみ、腕を受け止めます。投げは受けの腕を下に払い、標準の<term>一教</term>の型に極めます。この技では、受けを<term></term>または<term></term>に極めることができます。</p>
    </section>
    <section spectitle="解説図">
      <fig>
        <image href="graphics/shomenuchi-ikkyo-01.jpg">
          <alt>攻撃に対する基本の対処である正面打 一教</alt>
        </image>
      </fig>
    </section>
    <section spectitle="ビデオ">
      <p>ビデオなし。</p>
    </section>
  </refbody>
</reference>

【上記トピックをWebHelpに変換した結果】