DITA-OT 1.6M3のカスタマイズ

oXygenにバンドルされているDITA-OTが素晴らしく、かつ、迅速に最新バージョンに対応してくれるので、しばらくDITA-OTに触っていなかった。DITA-OTに触るのは2年ぶりくらいかな。DIAT-OT 1.5.3以降触っていなかったから。
久々に触ったら、ずいぶん変わっていたので驚き(*_*) このまま触らないでいたら、ブラックボックスになっていたところだった。

●カスタマイズ対象のDITA-OT
5/4時点の最新テストビルド 1.6M3

●1.5xとの違い
(1) buildファイル
1.5xまでは、%DITA-OT%フォルダの下に、build_dita2htmlhelp.xml とか build_dita2xhtml.xml など、DITA-OTの各出力物を生成するためのビルドファイルがたくさんころがっていた。これらがスッキリなくなって、%DITA-OT%pluginsフォルダの下に整理されている。出力物共通のビルドファイルは、%DITA-OT%plugins\org.dita.baseの中に、他のビルドファイルは出力物の種類ごとに格納されている。

(2) buildファイルの中のtarget
buildファイルの中のtargetの構成も以前と随分変わった。例えば、様々な出力物を生成するときに呼ばれていた dita-preprocess というtargetがなくなった。これらtargetに関する変更のおかげで、1.5xで動いていたプラグインがそのままでは動かない。

(3) buildファイルの中のpropertyの定義の変更
buildファイルの中で定義されているpropertyの定義がいろいろと変わっているらしい。例えば、dita.temp.dirプロパティの定義が変わっているので、下記のようにパラメータの指定を変更しなければいけなかった。
[修正前]

[修正後]